１．精霊の守り人　第3回「冬ごもりの誓い」　あらすじ

公式サイトからの引用です。

チャグムに宿る精霊の卵を狙うラルンガから逃れたバルサは、狩穴と呼ばれる山中の洞窟に逃げ込む。雪を嫌う化け物をやり過ごすための冬ごもり。その間にも卵は育ち、チャグムはもうひとつの世界〈ナユグ〉の闇に引きずり込まれる。

恐怖と闘うチャグムをバルサは抱きしめ、かつて自分を守ってくれたジグロ（吉川晃司）のことを語り始める。バルサの傷を知ったチャグムは自分も運命から逃げないことを誓うが、その頃王宮では皇太子が急な熱病に冒されていた。

後継者を失うとうろたえる帝に、聖導師（平幹二朗）はチャグムを呼び戻すよう進言する。そして、春が来た…。

以上　引用おわり。

２．精霊の守り人　第3回　Mの感想　　バルサはジグロに幸せを運んできた子どもだ！

『Mの感想』の『M』は『モロッコ（Morocco）』の『M』です。

 

 

「私に比べたら　あんたは　まだ強い方だ」

バルサは強くて謙虚だ。こんな言葉を平気でチャグムにかける。
普通の人間なら、中々　自分の弱さを認められない。それは、人間は　自分自身を特別の存在と思いたがる生き物だからだ、それは、残念ながら　私も　そうである。

なぜなら、今　この文章も　人と明らかに違う視点でしょ。「精霊の守り人」第３回の感想は、数あれど　こんな感想書く奴いないでしょ。俺　すげー　…って思っている時点で　そうなのである。残念ながら…（苦笑）ｗ

だから、誰が見ても強いって思えるバルサが、チャグムを　もしかしたら励ますためとはいえ、自分の方が弱いと謙虚に言えることに　逆に　私は凄さを感じる。中々　そんなことをサラリと言える人間は居ない。

 

 

「昔の自分のようだ」
…とよく言われることがあった。そう言えば最近は言われてないが…。この時点で　その発言者は今の自分は私より凄いと言っているのと同じだ。なので、傲慢な私は、いくら自分のことを思ってくれての発言としても　その者を受け入れる気は全くなくなる。（傲慢だからねｗ）

そして、本当に　その人のためを思って言いたいのなら、その人の性質を理解して言わないとダメだ。その者の性質を理解せずに　どのようなタイプだから、どのような伝え方が良いのか？推敲することなしに　自分の思いを伝えようとするのはただの自己満足だ。

自分は、それでスッキリ！するかもしれないが…　

それで言われた者が悔い改めて変わることなんて、先ずない。そして、平気でそんな言葉を使う者は、その後に　どうすれば良いか？変われるか？の手立てをいうことも　先ずない。この点でもただの自己満足だ。

 

しかし、バルサは違う。多くを語らないが…　チャグムに生きて行く上で大切なこと　ちゃんと伝えている。

 

 

ところで、バルサは　タンダに　
「チャグムのようにジグロの幸せを祈ることが出来ていなかった。
　あれだけ本当の父のように思っていたのに」
…と語る。

しかし、これはチャグムが、かなりバルサに心を許してきたとはいえ、まだ親子のようになっていないことの裏返しでもある。それは仕方のない事だ。そして、普通の親子なら　中々　若くして子どもから親の幸せを願うことなんて中々　出来ない。

いや、ちゃんと出来ておられる良い子もいるとは思うが…　それは僅かな数だと私は思う。しかし、それは　そう思えない子どもが悪いのではない。普通は、そこまで考えられないものなのだ。だから、それが普通なのである。そう思いながら観ていた。

バルサとジグロは、既に本当の親子になっていたのだ。だから、子どもは　余計な気なんて使わない。それだからこそ　ジグロも幸せだったのだと私は思う。子どもは無邪気でいい。そうでなければ逆に嫌だとジグロも感じた筈だ。

 

 

幸せって分からないってバルサが言っていた。

そう言えば、私も幸せなんて分からない。でも、一つ言えること
それは、今を喜べること　それが例え　どんな状況であれ　そこから楽しいことを探して喜ぶこと　…それが、できたなら　幸せの一つなのではないか？と思う。

 

 

 

♪幸せってなんだっけ？　なんだっけ？　
ポン酢しょうゆのある家（うち）さ♪（死語）

そう　ポン酢しょうゆがあれば、幸せ！　
いや　まちがい（確信犯）ｗ

 

最後の最後で見事に滑りましたｗｗ