今回は、前回の記事の続きです。
⇒前回の記事は、こちら！

５．そもそも視聴率って、何？

視聴率（しちょうりつ）は、あるテレビ番組を
その地区のテレビ所有世帯のうち
何パーセントが視聴したかを表す推定値であり、一つの指標である。
視聴率には個人視聴率と世帯視聴率があるが、一般的に視聴率といえば
世帯視聴率のことを指す。
（視聴率 wikiより）

つまり、テレビのある家庭の中で、どの位　観られているか？
推測される数値のことですね。
じゃあ、テレビのない家庭は、数値に入ってないってことなので

日本全国で　どの位　観られているか？
…っていうのを純粋に指す数値ではないのですね。
そうではなく…

日本全国のテレビのある家庭で　どの位　観られていると
推測されるのか？
…を指す数値ってことですね。

そして、ここで忘れてはいけないのは…
視聴率は、スポンサーの為の　スポンサーが物を売る広告を出す為の
判断に使われる数値…ってことですね。

なので、これは番組の面白さを純粋に決める数値ではありません。
なぜなら、沢山の方が観られているからと言って、その番組を
自分が面白いと感じるかどうか？は、それとは違う次元だからです。

私は、昔よくゲームで遊んでいたのですが…
ゲーム雑誌とかに載っている売り上げランキングの１位や　
２位のゲームを買って遊んでも　必ずしも面白いとは感じませんでした。

それは、自分が面白いと感じる要素は、
単純によく売れていることだけでは決まらないからです。
よく売れているゲームってのは、

もしかしたら、その理由は
莫大な宣伝費か？　
上手い宣伝か？
（実は売れてないけど）情報操作か？

…の所為かもしれないからです。その中には面白いから買う
って要素はありません。正確に書けば、面白『そう』だから買う
ってことですよね。

新商品なら、まだ　だれもやってない訳ですから。
どれだけ面白『そう』か？　思わせれば買ってくれる訳ですよね。

それと視聴率も同じだと思われます。
特に初回の場合。それ以降は口コミとかも作用してくるので
変わって来るとは思いますが…。

それでは　次に…

６．視聴率って、どうやって計っているのか？

細かいことは置いておいて、大雑把に書くと…
無作為に抽出された家庭に許可を得て、専用の機器を設置します。
毎分0秒のときの視聴率（瞬間視聴率）の平均で視聴率が算出されます。

関東、関西、名古屋、札幌、仙台、福島、新潟、静岡、
岡山香川、広島、北部九州
の11地区で毎日　集計されています。

青森、岩手、秋田、山形、富山、金沢、長野、山陰（鳥取・島根）、
山口、愛媛、高知、熊本、長崎、大分、鹿児島、沖縄
の16地区で毎月の月始め2週間、それぞれ調査期間を設けて
調査を行っています。

標本数は関東、関西、名古屋の3地区で600、
それ以外の地区は200です。

なお、放送エリア内に地元民放テレビ局が3局以上あることが
機械式視聴率調査の条件のため、
福井、山梨、徳島、佐賀、宮崎では機械式視聴率調査は
行われていません。

かなり、少ないですね。
しかし、継続性と精度と費用のバランスを考えると　
これがベストだと考えられています。
その理由は…

７．サンプル数６００件でもいいとされる理由

なぜそう考えられているかと言えば…
頭が、うわぁ～って成るので詳しくお知りに成りたい方は、
こちらをご覧ください。

参考ブログ１
⇒算出方法と誤差
参考ブログ２
⇒TV番組の視聴率調査対象数は少ないのか？

でも、やっぱり自分は調査のサンプルの数が少な過ぎると思います。

元々、視聴率調査は、
『ニールセン』と『ビデオリサーチ』の2社が日本国内における
世帯視聴率を測定していたのですが、

2000年3月に『ニールセン』が日本国内における視聴率調査から撤退。
それ以後は、『ビデオリサーチ』の測定した結果のみが
用いられることとなっています。

ここで、石原慎太郎さんの登場です！
石原慎太郎さんは著書「口伝 我が人生の辞」で、
次のように電通とビデオリサーチを批判されています。

『僕がいつもおかしいと思うのは、視聴率には
　『ビデオリサーチ』と『ニールセン(※)』の二種類あるけど、
　うちの『西部警察』がニールセン』では二十何パーセントいって、

　『ビデオリサーチ』は十四パーセントとかね。
　六とか七とか八とか、めちゃくちゃに違うわけ。
　両者の差が一パーセントくらいの差なら　

　――仕組みはどうあれ――　
　そうかな、と思わなくもないけど、
　六パーセントも八パーセントも違っちゃえば、

　何百万人ぐらいの差になるわけだ。
　そんなもの、信用してられないよ。
　これはハッキリとは言えないんだけど、

　『ビデオリサーチ』は『電通』だよね。
　『電通』の息のかかっている番組は
　視聴率が高くなって、そうじゃない番組は
　低くなるのはしょうがないんだよね。』
　(※)ニールセンは2000年に視聴率調査から撤退。

本当に誤差が理論通りなら二つのリサーチ会社が
存在していたとき、ここまで大きな差にならなかった筈です。
ここで考えられるのは…

　どちらかが間違っているか？　

　どちらも間違っているか？

…ですよね。

そして、
CM単価は、視聴率によって左右されるので、それを測定しているのが
今現在、広告代理店の電通の実質子会社が独占して測定している
ってことも公平性を欠いていますよね。

しかも、こんなこと　あまり誰も問題に為さらない。
それが一番の問題ですよねｗｗ

そして、本題です⇒　　

８．はたしてNHKは物を売っているのか？

視聴率の概要が分かったところで、本題に入りたいと思います。
視聴率は、テレビを持つ家庭のどの位が番組を観ておられるか？
の推測値です。

これは、より多くの方が観られる番組で自社の商品を宣伝すれば、
売れやすくなるという判断をするための数値です。

ここで、考えて欲しいのは、NHKは商品を売るのか？
…っていうことです。
まあ　オンデマンド配信や　グッズ販売も　多少はあるでしょうけど。

NHKの醍醐味は、コマーシャルの流れない放送だ
と言うことです。

 

なので、視聴率などの人気に媚びずに
しかも　視聴率なんて誤差の多い調査なんて気にせずに…

正しいと思うこと
国民に有益だと思われる情報
国民を元気にさせる番組
日本をより良くしていけるニュース

…などを放送するべきです。
視聴率なんて気にしないでｗ

そして、何が正しいのか？　
などの判断は独自の選出された委員会や　アンケートなどで
見極めればいいと思います。

あっ！　
でも　これじゃあ　その委員会は、どうやって選ぶのか？
…とかの話に成りますね。でもですよ。

それでも　結構　好い加減な今の視聴率よりは
遥かにマシだと自分は思います。

なぜなら、番組編成のプロデューサーとかは曲が決めているのですから。
どこまでを公平に出来るか？…ってのはキリがない話に成りますので。

つまり　まとめると…

日本で唯一の公共放送の NHKさんは
視聴率に媚びずに 国民に媚びずに
良い放送を全力で提供してください！

じゃないとNHKの意味がないですよね。
そういう訳で、視聴率を全く気にせず
面白い『真田丸』をよろしくお願い致します。

NHKさん！

 

【12/12追記】
あとの心配は、脚本の三谷さんが『ギャラクシー街道』のノリで
作られないか？どうか？ですね。
（参考記事）⇒　三谷幸喜監督　映画『ギャラクシー街道』の
　　　　　　　　感想が大爆死！！
　　　　　　　　大丈夫なのか？来年の『真田丸』は…