大阪の串カツ店『松葉 地下店』が立ち退かなかった理由を検証してみた!

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※『串カツ』の画像は『松葉』のものでは、ありません。
【近日中 nanoblock画像アップ予定】

大阪駅前地下道の拡張工事のため
退去を迫られながら納得せず、
逆に 大阪簡裁に代替店舗の提供を求めて

調停を申し立てておられた大阪駅の地下にある
串カツのお店『松葉 地下店』が、
ついに無期限休業と成りました。

結構 橋下市長も いつもの歯に絹着せぬ物言いをせず
かなり丁寧に今まで頑張って大阪を支えてくれたお店に
敬意を払って 対応なさっておられたのですが…

なぜ 今まで『松葉 地下店』さんは
立ち退かれなかったのでしょうか?

それを検証して判断する上で
知るべきいろいろな知識 
を書いて行きます。
先ずは『松葉 地下店』のお客さまの声から。

1.お客さまの声

「もうやめるんか」

「なんとか踏ん張ってや」

「松葉は大阪文化の象徴。
 市は『どけ』というなら、新しい場所を提供せなあかん。
 なんとか店を残してほしい」

「昔からある大阪がなくなる感じで寂しい」

「残念やけどしょうがない。また違う所で復活してほしい」

「古ぼったい雰囲気が残るように、
 新しい所でこういう雰囲気が残ればいい」

「応援しています!」

「庶民は松葉の味方です。
 橋下のイケズに負けないで下さい。」

「梅田地下街のシンボル的なお店が無くなってしまうのは
 さみしい限りです。」

「こんな素晴らしいお店が無くなるのは悲しいです。
 とことん粘って欲しいと思います。」

「松葉大好きでした。なくならないで!」

「営業継続!がんばれ!応援します!」

「なんだかんだ言っても
 いつかは立ち退かないといけないのはわかってたはず。
 この店の言い分はだだっ子にしかきこえない。」

…などの声が確認できました。
次は 成り立ちです。

2.『松葉 地下店』の成り立ち

以下は『松葉』の公式ホームページからの抜粋です。

昭和24年 2月 松崎一郎により大阪駅にて松葉を開業。

          乳酸菌飲料の販売店として始まり後に、
          当時としてはまだ珍しかった串カツを
          始め、現在の松葉地下店が人気を博す。

昭和43年11月 新梅田食道街にて松葉総本店を開業。
昭和45年 3月 大阪万博開催。訪れる人々で松葉も賑わう。

とのことですね。
ここで知っておいて頂きたいのは今『松葉』は
一店舗ではないということです。
『松葉』の後ろの『地下店』と付けていることからも

推測できますが…w
公式ホームページに書かれているように
『松葉 地下店』と『松葉総本店』があります。

しかし、ここには書かれていなかったのですが
新大阪にも『松葉総本店 エキマルシェ新大阪店』が
存在します。

公式ホームページに書かれておられないのが
少し不思議ですが…。
まあ それはいいとして。

始まりは『松葉 地下店』からですね。
そして、ここでのポイントは現在『松葉』は
現在 三店舗 存在しているという事実です。

証拠のURLです。
1店目 松葉 地下店
2店目 松葉総本店
3店目 松葉総本店 エキマルシェ新大阪店

095517

3.松葉と大阪市が結んだ契約

『松葉 地下店』と大阪市は直接、地下道店舗の占用許可の
契約を結んでおりました。しかし、2014年9月末に工事を理由に、
地下道店舗の占用許可を終了しました。

約20店のうち大半は退去したが、
『松葉 地下店』は納得しなかったのです。
しかし、大阪市は直ぐに強制退去という手段は取らず、

そこには「大阪の象徴として街の活気に貢献」してくれたことを
橋下市長も認めておられたこともあって猶予期間を作ってくれたのも
あったのだと思います。

しかし、ただ2015年2月9日付で、『松葉』は大阪市と
阪神電鉄、阪急阪神百貨店を相手に退去後の代替店舗の提供を求め、
大阪簡裁に調停を申し立ててられました。

これに対し橋下市長は「現状では不法占拠になってしまっている。
その状況で役所が代替地をあっせんというのは無理」とされました。

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…もっと早くに交渉するべきでしたよね。
ただ待っているだけではなくて。

大阪市は誠実な対応を!
…と仰る方もおられますが、2014年9月に占用許可を
終了されたにも関わらず行政代執行を行わず
2015年6月まで営業を黙認してくれましたよね。

これは誠実な対応だと私は思います。
そして、今回の件を調べているうちに驚愕の事実が…。

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4.驚愕の事実

あなたは、『松葉 地下店』の占用許可の上での
賃料を ご存知でしょうか?

立地は、大阪駅と地下鉄や私鉄、百貨店をつなぐ地下道にあり、
毎日 かなりの人が通られます。東京ほどではありませんが…
半端ない人の往来です。

普通の駅前でも結構な賃料ですよね。
大阪駅前の賃料なら1ヶ月10万円や 20万円でも
一般的な妥当な値段ですよね。

家賃でも安くても5~6万は、かかりますよね。
それでは、とてつもなく立地の良い
『松葉 地下店』の1ヶ月の賃料は、いくらでしょうか?

いくらだと思われますか?
20万円?
10万円?
8万円?

ここで、既に お気付きだと思われますが…
そんな賃料の訳ないですよね。
敢えて、ここで書いている位ですから。

勿体をつけましたが…w
それでは紹介したいと思います。

道路使用料年間14万円です。

本当は若干違うかも知れませんが
ほぼ間違いはない筈です。
橋下市長も、それを裏付ける次のような発言を
なさっておられます。

「金額までは申し上げませんが、
近隣の(賃貸契約の)賃料に比べて(占有許可は)
だいたい9分の1か、8分の1ぐらいの値段。
こういった事情もあわせて、ご理解いただきたい」

ここからも分かりますが、対応は誠実です。
なぜなら 直接の金額を話されない
細やかな気配りをなさっておられたから。

なので、他のルートから探りましたが…w

そして、年間なので1ヶ月で考えると…

およそ1万2千円弱ですね。

一般的な家賃より遥かに安い!

これでは、いきなり出て行ってください
…って言われても自分なら
全く文句は言えないです。

しかも大阪市は、そんな対応は取られませんでしたが…。

そして、今までのいろいろな知識の検証から
導かれる結論は…

017598

5.そして 結論は ⇒

立ち退かれなかった理由は、
抜群の立地なのに破格の賃料だったので
それを手放したくなかったから

だと思います。

なぜなら
これまでかなり優遇されて
利益もかなり上げられ
そのお陰だと思うのですが…

更に二店舗も営業されたのですから
仕方ないと思います。
そして、大阪市の対応を批判されておられますが…

賃料のことはご自身は全く言われずに反論を
なさっておられるのは誠実ではないような気もします。

ちなみに
年間売上1億4千万円 とも言われております。
これを知った上で1.で上げた擁護されていたお客さまは
変わらず応援できるのでしょうか?

私は、出来ません。

橋下市長は、それでも凄く温情な対応をなさっておられると
思います。

そんな中、橋下市長は
「今までお貸ししていた道路を、今後の阪神電車のあの界わい、
大阪の発展にエールを送ってもらう形で
(退去に)ご理解いただきたい」と何度も口になされてました。

「大阪の象徴として街の活気に貢献」してきたことは認められ、
今度は「大阪発展のための恩返しを」とも言われました。

さて、
「大阪発展のための恩返し」とは
何でしょうか?

裁判で戦うことでしょうか?

美味しい料理を提供され会社帰りのお客さまを
笑顔にされることでしょうか?

それとも…。

私は思うのです。
与えられたものに感謝していくべきだと。
そして、今までの与えられていたものを
当たり前だと思っちゃダメだと…。

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