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渡海は佐伯教授に言う。まだ治り切っていないのだと。渡海は、佐伯教授の身体の中に動脈瘤を見つけながら治療せず放っておいたのだった。そのネタを元に飯沼達治の居場所を聞き出そうとする渡海。
果たして、その企みは成功するのだろうか?
先ずは、最終回の公式あらすじと その続きをどうぞ↓
1.プラックペアン 最終回 公式あらすじ とその続き
倒れた佐伯教授(内野聖陽)の緊急手術を行った渡海(二宮和也)。しかしこれはあくまでも応急処置。渡海は、完治させるための再手術を行う条件として、自分が探している“飯沼達次”の居場所を明らかにすることを佐伯に求める。しかし佐伯は「命よりも大事なものがある」とそれを拒み、外科学会に出席するために無理を押して東京に向かう。
一方東城大では、美和(葵わかな)が藤原師長(神野三鈴)の命令で秘密裏に担当していたある患者の容体が急変する。それは高階(小泉孝太郎)や香織(加藤綾子)の知るところとなり・・・。そして、ブラックペアンの真実は渡海の手で白日の下にさらされる・・・。
引用元: TBSテレビ:日曜劇場『ブラックペアン』あらすじ 最終回
続きを書きます。
渡海と高階は、ペアンが身体に残されていた飯沼の手術を勝手に行なった。手術は順調に進む。そして、飯沼の身体に残されたペアンに辿り着く。だがしかし、ペアンの癒着が酷い。
そこに現れた佐伯教授。自分の講演を黒崎に任せ、ドクターヘリで駆け付けたのだった。ペアンを外そうとする渡海に 外すなと警告する。それを拒否する渡海。何回かのやり取りの末、それでも渡海はペアンを外す。
飯沼が出血。血圧が急激に落ちて行く。止血できず冷静さを失った渡海の代わりに佐伯教授が手術の続きを行う。そして、佐伯教授は話し出す。この患者・飯沼のことを…
元々、飯沼を手術したのは自分だった。そして、アフリカに医療支援に直ぐに出掛けることに成った。その後、飯沼の容態が急変。その時に手術を行ったのが渡海の父・一郎だった。
一郎は、患者の体内にペアンが残されていたことに気付いたが… そのとき佐伯教授から送られて来た電報に ペアンを外さないで欲しい。私を信じて欲しい と書いてあったのを見て、そのままにしておいた。
一郎が、ペアンが体内に残った飯沼のカルテを眺めていた様子を黒崎が見る。そして、一郎の医療過誤だと騒がれた。一郎は、特に弁解もせず、病院を去って亡くなったのであった。
佐伯教授に残されたメッセージがあった。それには、患者のことだけを考えろと書いてあったのだった。余命を悟った一郎は、医療過誤の汚名を背負って亡くなったのだった。
前途有望な佐伯教授を守るために。そして、佐伯教授は言う。
「ブラックペアンを使うのは私一人で十分だ。
俺はそのために生きてきたんだ。
それも もう終わる。ブラックペアンを。
さらば渡海一郎」
佐伯教授は、皆に指示する。
「早く閉胸しろ。
ブラックペアンは特殊なカーボンだ。
レントゲンには写らんし、火葬したら消えて無くなる。
ブラックペアンは、これで終る。」
そして、佐伯教授は倒れる。緊急手術に成ったが、そこに渡海の姿は無い。学会では、黒崎はしどろもどろに成りながら、講演を行っていた。それが消化不良に終ったあと、日本外科ジャーナル編集長・池永が立ち上がった。
池永が壇上で話し出した。それは佐伯教授の思いだった。佐伯教授に昨夜 訊いたのだった。なぜ、そんな身体で理事長戦を戦うのかと。佐伯教授は、この命はある人に託された物だと。医者は謙虚でなければいけない。
最新の医療も完璧ではない。自身の技術で全てが出来る訳ではない。
二つの技術その両輪が必要なのです…と。拍手で会場が包まれる。
渡海が居ない中、残された高階 他の医師で必死に佐伯教授の手術に挑む。しかし、思うように止血が進まない。
世良は必死に渡海に電話して説得する。
「佐伯教授が倒れた時に話されたことがあります。
渡海 そのままで良い。
医者は患者のことだけを考えればいい。
渡海 お前に全てを託す」と。
ついに佐伯教授の心臓が停止してしまう。
世良「まだ終わってません。
まだ終わってません。
まだ終わってません。」
手術室を出る世良。その先には、ゆっくりと手術室に向かう渡海が居た。心臓停止から5分が経過していたが、そんなことは今の渡海には関係なかった。天才には時間も超越できるのだ。手術は無事成功。
学会では理事長には佐伯教授が選ばれていた。西崎教授は、その場を去り 新たな研究に向かっていた。それが西崎教授に取っての医者であった。
佐伯教授の病室を見舞う渡海。佐伯教授は話す。
「計り知れない医者の天分を持っている息子を見守る。
それが終れば私は死んでも良かったんだ」と。
それに応えて渡海が言う。
「そのままで良い。
普通で良い。
医者は患者のことだけ考えろ。
救え。ただ人を救う。
俺の尊敬する医者の言葉です」
お辞儀をして渡海は、その場を去る。
渡海が、この病院を去ることを察知した世良が
必死に渡海を引き止める。
渡海は、諦めて病院に残ると話す。そして、お腹が減ったのでご飯を用意しろと話す。急いで用意に向かう世良。
走って行く世良の姿を見て渡海はつぶやく。
「じゃあな。お前は良い医者に成れ」と。渡海は一人 病院を去って行った。
活躍する高階と世良。だがしかし、二人は時に寂しそうな表情をするのであった。そして、医療機関に多額の寄付が行われていた、それは渡海の仕業だった。
以上
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それでは、感想です。↓
2.ブラックペアン 最終回 感想 リアルかどうかは語れないが…私の視点でこのドラマを全力で総括してみた!
渡海先生も 佐伯教授も 結局は良い人でしたやん。まあ、それもそれで良いのですけどw ひたすら悪い先生ってのも観たかった気がしますが… それだと後味が悪すぎますよね。
何か寂しいながらも こんな爽快感を味わえることは無かったでしょうね。
それにしても 色々な矛盾があったように思います。
例えば、佐伯教授は医療過誤ではないと言っていた患者の身体にペアンを残す処置。それを黒崎先生が渡海の父・一郎先生の医療過誤と決めつけて広まった時。
本当に医療過誤でないのなら後日に佐伯教授が、しっかりと皆に説明すれば良いだけのことですよね(汗)
例えば、黒崎先生が、ペアンの写っているカルテを一郎先生が持っているのを見たのがきっかけで一郎先生の医療過誤だと広まりました。だがしかし、患者の手術履歴などを調べれば、
佐伯教授も関わっていたことが分かりますし、それで即 一郎先生の責任と成るのは違和感を感じます。それに息子の渡海先生と違って、人付き合いも上手そうで皆で信頼されていた
人格者の一郎先生に きっと黒崎先生も面倒を見て育てて貰っていた筈。そんな大恩ある先生を直ぐに犯人にしちゃうでしょうか? それも違和感ですよね。
そして、体をペアンを残す手法。止血できないからと言って ペアンを残さなくても身体の中に残せる金属製のクリップが存在するのです。それを残すのが普通のようです。
参考サイト記事⇒徹底ネタバレ解説!「ブラックペアン」は実在する手術器具か?
そうそう。アフリカからの電報がタイミング良く届くのも違和感ありますし。
…などなど そんな風に細かく見て行ったらキリが無さそうですよね(汗)だがしかし、ドラマだから筋書きがスリリングで見ごたえがあるのならリアルさは置いておいても良いと思いもします。
そして、物語を楽しむで重要なことは その中で どこがドラマのデフォルメされた演出でリアルでは無いことなのか?知っておいた上で楽しむことだと思います。
参考サイト記事⇒外科医の視点:ブラックペアンの記事を検索
医療的な知識は、↑そちらで知ることが出来ます。よろしければ観てみてください。私のサイトではありませんが…勝手に宣伝します(微笑)
そして、ここでは医療の専門家ではない私なりの視点からの感想を書いて行きます。
リアルなドラマって難しいですし、そもそもドラマをリアルにする必要もありませんよね。ドラマは基本的には知識を増やすためのモノではなく物語を楽しむモノだと私は思うからです。
ただ、そこで私たちが物語を楽しむ上で身に付けた方が良いのは、どこがリアルなのか?どこが演出で誇張された表現なのか?を正しい知識を持って知っておくことですね。それが大事ですよね!
このブログを読まれているような環境でしたら、簡単にネットに繋げられる環境だと思いますので検索も簡単に出来ますよね。その検索する力… 検索力を磨くことは、今後の人生でも役に立つ重要なスキルだと思います。
そして、こうも思います。先に上げたような矛盾がないドラマが面白いドラマなのでしょうか?矛盾ない話を妄想してみようと思ったのですが難しかったのでアッサリと止めました。←おいっ(汗)(一人ツッコミ)
そして、それが仮に出来ても面白いとは限らないですよね。
何より このドラマは、熱く無い様で熱かったです!
そして何より、渡海先生一択で活躍するドラマだと思いきや そうではなくて、どんどん頭角を現す高階先生。腕はまだまだかもしれませんが、渡海先生の無茶ぶりに全力で応えるうちに研修医の中では群を抜く腕前に成長し、
尚且つ熱さを持っている。患者を全力で助けたいと全力で何時も取り組んでいる世良先生。その姿に影響を受け本当の医者を思い出させられ、熱く成って行く高階先生。
そして、世良先生の真っ直ぐな純粋な気持ちは渡海先生も認めさせ、最初は潰そうと思っていたような節もあるのに最後には世良先生の想いを認め、素直にその将来に期待するように成った渡海先生。
渡海先生が今までやって来たことに責任を感じ去った後、その渡海先生が居ない隙間を寂しそうにたまに想う高階先生と世良先生。そんな二人が何か嬉しいです。
結局 三人の先生とも熱かったのでした。何より、三人とも表し方は違っても全力で患者を救おうとしていた猛者たちであったのです。最初はヒールな腕利きの医師の出て来るドラマかとぐらいしか
思っていなかった私ですが… この熱さが良かったです。一見して分からなかったですが… そして、変わって行く三人が良かったです。最後は親友のような関係にまで成ったように思うのです。
そんな三人が、また活躍する続編が観てみたいです。無いのかもしれませんが… 残念ながら終わってしまったのは残念で寂しいですが… この先を勝手にそれぞれが妄想してみるのも楽しいのではないでしょうか?
そうそう。その三人だけではなく佐伯教授も 他の先生も皆 熱い想いを持っている医師たちでしたね(微笑)
正直 ツッコミどころも多かったです。それは沢山ありました。だがしかし。それ以上に熱いドラマでした。それを見届けることが出来て充実感がありますね。そして、三人の立場は違いますが…
同じ熱さを持った先生たちを これからも応援して行きたいです。まあ、妄想の中で なんですけどね(微笑)
ブラックペアンの視聴ライフが更に楽しく充実した物になりますように。
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